メンズエステをご存じだろうか。周りに実際に行っている、行ったことがあるという男性は少ないだろう。だが、メンズエステはもう充分メジャーな存在だ。
女性なら「エステに通うこと」はステイタスにもなろうが、男性は過去に通ったことがあっても、今の風潮ではまだそれを「かっこいいこと」と受け止められていないから隠したがる。だが、人に話さないだけで通っていた、あるいは現在も施行中であるという男性は意外と多いのではないだろうか。でなければ、各エステサロンがこぞってメンズエステのコースを設け、テレビやネットで宣伝をするわけがない。
ここで、ある大手企業の人事担当者の話を紹介しよう。
面接でまずどこをチェックするかの質問に対し、彼はこう答えた。
「爽やかで清潔感のあること。無精髭、荒れた肌、年齢以上に老けて見える顔や体系はNG」。
すべての人事担当者がそう考えているわけではないが、この就職難の時代、頑張って履歴書を書き書類選考を通り抜け、面接まで進んだとしても、こんな理由で不採用になることも有り得るということである。
特に他者と接することの多い営業職や販売職において、「見た目」は予想以上に比重が高い。たとえばの話だが、健康食品の飛び込み営業で、汗を拭き拭き接してもそれならまだ当たり前の範疇で済むだろうが、拭いた汗のあとに出てきた顔が、荒れた肌でさらに無精髭、目元を下ろせばベルトの上に乗った腹…だったとしたら、果たしてお客様は契約を結ぶだろうか?
また、接客業においても、いくら良い素材の良いデザインの服を扱っていても、動くモデルとも言える店員が、それを到底着こなせない体系をしていたりしたら、あなたは積極的に買う気になるだろうか。あるいは小洒落たレストランやカフェで頼んだ料理を運んできた手が、びっしりと濃い体毛で覆われていたらどうだろう?その時は「料理がもったいないから」食べるかもしれないが、次回はちょっと…と敬遠されるかもしれない。
だったらそれ以外の職種に就けば良いじゃないかと思うかもしれないが、残念ながら、それはなにも職業に限った話ではない。メンズエステの体験談で意外に多いのが、「きっかけは彼女に勧められて」という理由なのだ。
昨今の若手アイドルは皆、逞しく男性的…とは程遠い容姿を売りにしている。
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